0:ev6040
1:ハルヒ
Haruhi
2:「……あれ?」

3:目を開けると、目の前にモリ先輩の背中が見え

4:た。豪徳寺さんの拳を受け止めて立っている。

5:崇
Takashi
6:「ケガはないな?」

7:豪徳寺さんの拳をつかんだまま、ふり返らずに

8:聞いてくる。

9:ハルヒ
Haruhi
10:「はい……。おかげさまで」

11:崇
Takashi
12:「……良かった」

13:モリ先輩が小さくうなずく。

14:豪徳寺
Gōtokuji
15:「銛之塚……、崇ッ!!」

16:豪徳寺さんがモリ先輩につかまれた腕に力を込

17:めるが、ビクともしない。

18:豪徳寺
Gōtokuji
19:「グ……ッ!」

20:逆に、豪徳寺さんの方が苦しげに顔をゆがめた。

21:モリ先輩が、豪徳寺さんの拳を強く握りしめて

22:いるらしい。

23:崇
Takashi
24:「いい加減にしろ」

25:拳のきしむ音が聞こえてきそうだった。豪徳寺

26:さんの顔がさらにゆがみ、とうとう片膝をつい

27:た。